2008年10月30日

【22日目】東海道に始まり東海道に終わる

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(この話,何とか10月中に完結させなきゃ,ということでいよいよ完結です。)

昨夜は成り行きで大学近くの後輩の家になだれ込んだ。

ここまで来たらもはやネカフェでも研究室でも,はたまた野宿でも良いと思っていたところだが。

そんな後輩に感謝。

とにかく帰国して思うのは

食べ物の味がヌルい

ということ。

昨夜食べたとんこつラーメンは刺激が足りず,思わず七味を大量投入した。

この感覚,しばらくは抜けないことだろう。


にわかに日常の行動に戻っていく。

いつもの大学周辺。

学生会館でシャワーを浴びて,松屋でカレーを食す。

ただ,違うのはそこにチャリがあるということ。

そして,最終旅程へ。


昨日相方と別れて向かわなかった日本橋。

なんとしても寄るしかない。

手元にあるのは韓国の地図だけ。

勘と記憶を頼りに進む。

地下鉄東西線の上を走っていけば日本橋に行けるはずだ。


何度か地下鉄から外れ(ざるを得ない状況があり)ながらも日本橋に到着。

日本国道路元標と感動の対面をする。

ここが日本の道の原点。

もちろん東海道,国道1号の始めでもある。

そこにあったのは一つの里程標。

この場所から各地までの距離が刻まれている。

「下関市 一、〇七六 粁」

最初2週間,下関までの道のりはこれだけ。

こんな何気ない数字がひどく感慨深い。

ハンドルの距離計もちょうど2000kmを超えたところだった。

旅姿の自分を見て少し年上の男性が声をかけてきた。

「自転車で神奈川の家から下関に向かってそこからフェリーで釜山に入り韓国を縦断してソウルから羽田空港に飛行機で昨夜着いて今から家に帰るところ」

彼もチャリ旅をするらしいが,いまいち自分が何をやっているのか飲み込んでもらえなかった模様。


さあ,あとは1号を走れば自宅に着く。

だが,その前に。

実は今日は研究室の教授の家でバーベキューの予定。

帰国が遅れてドタキャンしたのだった。

お詫びにお土産ぐらいは持っていこうかと東京駅,皇居,渋谷と抜け,向かうは世田谷。



が,集合時間には間に合わず誰かを呼び出したりするのも微妙なので諦める。

地図無しというのは距離感も掴めずなかなか難しい。


ということで小田急線沿いのルートで神奈川県に入る。

いつも通学の車窓から見ている多摩川に架かる橋。

今日は電車から見る側ではなく見られる側だ。


さて,この先はどうしたらよいものか。

本当に勘だけで進む。

小田急よりは海側,国道1号よりは山側。

そんな場所を進めばよいはず。

とりあえず第三京浜が目印かと多摩川沿いを下る。

これがなかなかいい道が見つからずずっと南武線沿い。

このままじゃ川崎かと思いきや港北ニュータウンに入ってみたり日産スタジアムの脇を抜けてみたり。

不思議と腹が減らずジュースと菓子パンで補給しながら進む。


気付けば環状2号を走っていた。

そういえば車で走ったことがある景色。

結局国道1号に向かう道路標示を頼りにすることにした。

湘南の夕陽は見られるだろうか?


残念ながら国道1号に着いた頃には辺りは暗くなり始めていた。

思い描いたルートは大船から江の島方面に向かうルート。

見知った風景に近づくほど折り重なるミス。

環状2号で東海道線を越えたことに気付かない

大船方面への表示を通過したのにまあいいかとそのまま進んで戸塚の開かずの踏切へ。


1号線から大船に行く表示がなかなか現れない。

更に坂道。

結局原宿交差点から大船に入りえらい遠回りだ。



家に着く前に寄りたい場所があった。

夕焼けには間に合わなかったが,湘南から西の風景が一望できる場所。

これまで走ってきた道を少しでも見たかった。

海沿いに連なる灯り。

その先を目ざして走り出したのは3週間も前のこと。

今眼前に拡がっている風景を走り抜けるぐらいなら簡単なんだ。

今ここに来てそう思う。

家から本州,玄界灘,朝鮮半島,空と大きな輪を描いた3週間。

視線を下に向ければもう自宅は見えている。

まもなく,輪が閉じる。

色々な感情が整理できずに渦巻いている。

でも,このぐちゃぐちゃな感情を大切にしたいから。

何だかよくわからないけど,そこに,ゴールがある。

だから,向かう。


2008年9月23日19時53分  帰還


総走行距離 2085.3km
総走行時間 (集計中)
総使用金額 (集計中)


本日の使用金額
(いよいよ集計を開始します)

本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 5時間17分
走行距離 85.48km
平均速度 16.2km/h
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2008年10月22日

【21日目】北朝鮮付近→東京弾丸移動

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(終わりそうで終わらないのがこの話。実は今回も完結じゃないんです。1週間前から書きかけにしていたこの原稿...。)

実は昨日鷲頭山統一展望台にたどり着けなかったという時点で半ば計画を諦めかけていた。

地球の歩き方によれば統一展望台は月曜の休館日。

なんと言うことだ。

北の大地を見ずしてこの旅を終わらせるのか。

そ,そんな...。

でも実際問題出発から3週間が経ち,色々な意味で限界を迎えつつあった。


一つの電話に望みをかけることにした。

1330観光案内電話。

釜山からお守りのようにして持ち続けていた1枚の紙切れ。

24時間,無料,日本語で観光相談を受け付けてくれる電話の案内。

こいつを使うしかない。

聞きたいことは「展望台以外にも北朝鮮を望める場所はあるか」。

早速電話をかける。

が,日本語オペレーターは忙しいらしく繋がらない。

呼び出しメロディが切れたと思ったら怪しい日本語で「英語オペレーターなら繋がる」的な話。

「英語は嫌」的なことを言ったらいきなり録音に切り替えられて「メッセージを録音してくれれば折り返し電話します」旨の案内。

こりゃダメだ。


そしてもう一度,夜。

やっと日本語オペレーターに繋がる。

相談したらなんとオペレーター側の情報では展望台に休館日はないとのこと。

どちらが正しいかはわからないけど,とのことだったが我々はこれに賭けることにした。



開館時刻は午前9時。

我々はこの旅で最も早く,6時台に起き,一山の街の食堂で朝食をかき込み,飛ばしに飛ばして展望台に向かう。

漢江沿いの道に出る。

この道,今まで韓国で走った道の中で最も高規格。

これを高速道路と言わずして何というのか,最低速度は50kmの表示。

でも自転車不可の表示は無し,走りやすいからOK。

そしてこの漢江の対岸はもう北朝鮮。

川からの侵攻を防ぐため川岸には鉄条網と監視小屋。

軍事車両もちらほら見かけるようになってきた。

そう,これが未だ終わらぬ戦闘地域,民族分断の現場。

そんなところを平気で写真を撮る相方。

捕まらないかとちょっとひやひや。


この道の先にはもう展望台のある鷲頭山が見えている。

頂上に到着したのは8時50分頃。

2時間はかかると思っていた道のりを結局90分もかからずして走った。

そして,今日は休館日ではない!

ありがとう1330。


展望台に登る前からもう北朝鮮が見えている。

チケット売り場のお姉さんは各国語が話せるすごい人。

どう情報が伝わったかはわからないが,中に入った瞬間日本語版の説明ビデオが流れ始めた。

さすが国家レベルのプロの仕事。

さあ,ビデオで予習したらデッキに出て500ウォンの高性能望遠鏡で北朝鮮を観る。

あいにく天気は曇り気味だったのだが何とか大河の向こうの北朝鮮の村が見えた。

...人気は無い。

というのも北朝鮮がこちらに展望台ができたからと無理矢理造った村だという。

でも,遂にここまで来たのだ。

この先は踏み入れられない大地。

かの地に自由に行き来できるようになれば玄界灘を渡るだけでユーラシアのどこまででも陸伝いで行ける。

だが。


お土産に北朝鮮の焼酎を購入。

あとは思い残すこと無く帰るのみ。

一路,金浦空港へ。

航空券は昨日予約していたのだが急な予定変更で今朝キャンセルした。

初めての国際線,予約無しで空港に向かう無謀さ。

駆け込み乗車感覚で搭乗〆切りぎりぎりの飛行機に乗ろうとするが相方に止められる。




空港の出発ゲートへの自転車での進入方法がわからず到着ゲートで自転車の解体開始。



なぜかその場にいた日本語のわかるサイクリストのおっちゃんが手伝ってくれた。

カートに解体した自転車を載せるもかなり邪魔。

空港内をうろうろ。

というよりまず何をどうすればいいのか搭乗の流れを把握していない我々。

そもそも乗りたい飛行機の空席がエグゼクティブクラスのみ??

これは困ったなぁと思っているうちにチェックイン開始。

もう一度カウンターに向かうとなぜかエコノミーの空席が。

何という幸運。

国際片道航空券は432100ウォン(43210円相当)という高額っぷり。

格安航空券の成田-仁川ならその半額で往復できてしまうのに,だ。

こういう旅程なのだからまあ仕方ない。


自転車を預けるのだから手荷物20kg制限超過は覚悟していたが大丈夫だった。

秤に載せるときに自転車を手で支えてあげたからという気もしなくもなかったりする。



あとは出発まで時間を潰すのみと思っていた矢先,荷物検査室から呼び出しが!

え,何だ!?

行ってみると検査官に言われたことは

「スプレー見せて下さい」

5本もスプレーが入っていたので怪しまれたのだ。

1本目:シェービングフォーム…OK
2本目:デオドラント(「制汗スプレー」じゃ理解されなかった)…OK

3本目:エアーサロンパス
4本目:エアーサロンパスEX

この2本は言葉で説明しても何か理解されず検査官が実際に腕に付けてチェック。

検査室に充満するサロンパス臭。

3人の女性検査官は「あぁ〜,パッスゥー」と大笑いしながら納得…OK

5本目:自転車用チェーンオイル…まさかのNG

「引火性危険」の絵表示で没収。

結構高いのに…。


出発までの間,空港内のセブンイレブンで所持金を使い切ることに。

お土産を兼ねてお菓子や飲み物を購入。

韓国だと800円相当を使い切るのも意外と大変。

結局財布の中に残ったのは10ウォン(1円相当)。

結構頑張った。


いよいよ乗り込むKE2709便。

機内食でビーフカレーと肉じゃがの中間のようなものがごはんにかけられた何かと

たくあんの唐辛子和えというあからさまな日韓の妥協料理を食べる。

そしてこのメニューなのに箸ではないから不思議だ。

ここまで3週間かかった道のりがたった2時間のフライトで無に還る。

この感慨深さ。

眼下に広がる見慣れた風景。

「TOKYO」

飛行機は遂に羽田空港に到着した。


小さな国際ターミナルの出口で自転車を組み立てる。

そして遂に,ここまで来て,初めて警察に声をかけられる。

身分の確認と韓国の感想を聞かれた。

事情はわかってもらえたと思う。


国際ターミナルからの自転車での脱出は予想以上に簡単。

というよりすぐに一般道に出られて空港内ながら歩道もある。

あぁ歩道の舗装クオリティの高いこと。

慣れ親しんだ左側通行,ちゃんと読める道路標示。

夜空の整備場エリアを抜ければ京浜工業地帯の明かり,そして天空橋付近へ。


この旅はまだここで終わりではない。

向かうは都心。

実はサークルの練習日。

まだ練習時間に間に合うかも知れないと向かうことを決意する。

相方は日本橋に向かうという。

日本で走ってきた国道1号と2号。

ここまでの旅程で1号の終わりと2号の始めと終わりを見た。

足りないのは1号の始め。

そのために向かう日本橋だ。

新宿方面に向かう自分と大森でお別れ。

長かった共同生活。

ひとりじゃ絶対に為し得ないこの計画。

賛同してくれた相方がいたことに感謝する。

さあ,日常の現場へ向かおう。

本日の使用金額
(お帰り!円)

本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 5時間02分
走行距離 91.33km
平均速度 18.1km/h
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2008年10月14日

【20日目】韓国サイクリングロード

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(前回更新から1週間が経ってしまいました。これだけ書くのに時間がかかるとずいぶん色んなことがあったんだなぁなんて思います。)

朝起きて愕然とした。

洗濯物が全く乾いていない。

これどうすんだ...。

慶州以来の洗濯できる環境。

洗えるものは全て洗ってしまったのだった。

そう,あのときはエアコンと扇風機を最強にすることで乾燥させられたのだが。

一つの選択肢が浮かび,朝食後フロントに向かう。

「1泊延長することはできますか?」

やはり無理だった。

濡れものをそのままカバンに詰め込み出発しよう。


明洞を出てまず着いたのはソウル市役所前の広場。

何か人だかりが。

それも若い女の子。

広場にはステージ。

パーカーの背中には「東方神起」。

なるほど,どうやら屋外ライブらしい。

そして横断歩道を渡るとそこにも人だかりが。

これはこれでまた別団体のようだ。

プレスのカメラマンたちがカメラを向けるその先には,

王朝時代の衣装を着た人たちの行列?

古典音楽と共に長大な行列が出発。

思い出した言葉:朝鮮通信使

何だかよくわからないが面白いものに遭遇した。


そして次に向かったのが南大門。

この南大門は今年2月の火災で焼失。

修復工事のために壁で囲まれていた。

この火災のニュースを聞いたときとても悲しく思ったのを覚えている。

その時にはもうこの旅の構想があったから。

南大門がきっとゴール,そう思っていたから。


修復工事の現場はボランティアのガイドにより見学することができた。

ツアー集合時間は過ぎていて,警備員は「時間外だから入れるな」的なことを言っていたようだが,

ボランティアのおじさんは「いいからいいから」的な感じで入れてくれた。

ありがたい。

南大門の生々しい傷跡を目の当たりにして再び悲しい気持ちがこみ上がる。

韓国の人たちは更に深く色々なことを感じているに違いない。


更にその先,ソウル駅に向かう。

駅は日本統治時代からの駅舎と新しくきれいな駅舎が両方とも現役で使われている。

あまり写真を撮っていたら警備員に怒られた。

やっぱり我々は不審者っぽいですか,そうですか。

地下に入ると通路に奇妙な自販機が。

売っているもの:お菓子,ティッシュ,避妊器具

このごちゃ混ぜっぷり。

これはカムフラージュなのか?

カメラを向けているのに普通に使っている人が居た時点でなんとも思われていないのだろう,多分。


その後は相方のリクエストで電気街へ。

道中食事を摂る。

我々が求めているのは観光客相手でない食堂。

選択基準はハングルしか書いていないこと。

適当に入ったおばちゃんのお店で冷麺を食す。

字は読めないが日本で言う「冷やし中華始めました」的な紙を指差してオーダー。

旅姿の我々を見たからかごはんをサービスしてくれたり,ペットボトルの水を補充してくれたり。

何か色々話しかけてくるが全くわからない。

お互いわからないので我々もおばちゃんもとりあえず笑う。

そんなコミュニケーション。

一つ教えてもらった洒落:カー(破裂音をきつめに,ハングルで鼻のこと)ピー(鼻水を垂らすジェスチャー)とやるとコーヒーのこと。

鼻水とコーヒーをかけてるらしい,ということでコーヒーサービス。


電気街に行くために渡った横断歩道はペンキ塗り立て。

交通を止めることなく作業している。

日本では有り得ない工事の仕方。

しっかりとタイヤに白ペンキが付いた。

日曜日の電気街は休みのお店も多い。

元気なのは携帯屋。

というか携帯屋の数が異常。

多分携帯会社は3つぐらいなのだが,携帯屋で埋め尽くされる電気街。

一つの通りが全て携帯屋だったり,ビルのフロアが全て携帯屋だったり。

別にそんなに売れてそうにも見えないのに。

韓国の携帯市場は危険な方向に向かっている,多分。

携帯の他に店が多いのはデジカメ。

ショーケースの上に一台一台三脚に載せて陳列しているから不思議な感じだ。

引っかけて倒しちゃったりしたら一大事。

あと,値札が付いていないのも特徴。

全部掛け売りな訳だ。


そして,最後の目的地,北朝鮮を見渡す鷲頭山統一展望台へ。

ソウルを貫く大河,漢江沿いのサイクリングロードを走る。

このサイクリングロード,日本では有り得ないレベルの高さ。

自転車用ハイウェイとでも言おうか。

日曜日の午後とあって,たくさんのサイクリストが往来。

韓国ではあまり自転車を見かけては来なかったが,一つのスポーツ器具としてソウルでは受け入れられているようだ。

この川沿いを頑張れば展望台に着く,はずだった。

が,着かない。

思っているより全く遠い。

そして日没。

今日中の到着を諦め,明日朝に賭ける。

宿を探しに入り込んだ街はニュータウン。

高層住宅だらけの何か。

こんなところにそもそも宿泊需要はあるのか?

近くにはモーテルという定説のバスターミナルはとても小規模。

モーテルはあったが雑居ビルの中の1フロアという怪しさ。

ちょっと奥地にもモーテル,でも露骨にラブホ。

そして寂れているという定説の駅の近くに廃墟にも見えるモーテルを発見。

入るしかない。

どうやら旧入口と新入口があって,廃墟っぽいのは旧入口のようだった。

中は普通に快適。

その駅は一山と言い,確かに周囲は荒んでいた。


夜は近所のピザ屋でパーティーセットを買ってピザ&チキン祭り。

添付されているピクルスの量が半端ない。

うどんにたくあん山盛りなんてこともあったし,もしやキムチのノリか?

韓国のピザはしっかりお腹にたまる。

というよりそれはそれで有りなのだがビールに合う味ではない。

そう,コンビニでレモン味ビールなるものを購入。

チューハイを彷彿とさせる微妙な味の飲み物だ。


本日の使用金額
(ビールが1580ウォンとか中途半端な値段で初めて10ウォン硬貨を手にすることになりました。)

本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 3時間1分
走行距離 46.26km
平均速度 15.3km/h
posted by yana-ken at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

【19日目】そして首都圏へ

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(週明けです。今週中に完結するかな...。あ,あと現在円高の進行により1000ウォン=85円程度のレートになってますが日本円換算は渡航時のレートで書いときます。)

今日のゴールは確実にソウル。

もうそんなところまで来た。

利川市街で朝食を食べるところを見つけられず,とりあえずソウル方面へ向かう。

えり好みをしていると朝食を食べ逃すので道路沿いの飲食店に適当に入る。

メニューも少なく値段もちょっと高め。

適当に注文して出てきたものは...

タイカレー?

見た目は韓国料理的な汁物なのだが,味はそんな感じ。

魚のすり身のようなどろどろした何かに山椒と木の実の粉,そしてごはんを投入して食す。

それをドジョウ汁だと知ったのはしばらく後でガイドブックを見たときのことだった。



道路沿いはこれまで走ってきた道に無く都市化している。

だからサービスエリアのようなものが無くて休憩に困ったり。

峠を越えると地形的にもいよいよ首都圏だと思えてくる。

しかし,だ。

峠を越えると雨!

しかも雷雨!!

土砂降り!!!

この度ではずっと幸運にも大した雨には遭っていなかったのだがここに来てこの雨。

走るのを諦めガソリンスタンドの軒を借りて雨宿り。

寒い,そしてどうしようもない。

しばらくあーだこーだ言って何とか次の都市まで走ろうと決めるまでには1時間近く経っていただろうか。

下り坂,雨で利かないブレーキ。

とにかく暖まりたい,その想いで次の都市,城南を目ざす。


城南は地下鉄も通っているようなソウル郊外の都市。

商店街に突っこみ適当な店を探す。

土曜日,雨,昼でもどの店もやってるのかやってないのかわからないような状況だ。

適当に見繕ったのは焼き肉屋。

濡れた体で申し訳なかったが快く迎えてくれた。

適当に注文したらタッカルビ。

鉄板の温もりのありがたみ。

雨が弱まるまで店に居させてもらった。


このままここで宿泊というのも十分有りだったが,進みたかった。

雨の中再び出発する。

小さな川を渡ればそこはソウル特別市。

ソウル特別市内は歩道に自転車レーンが整備されているところが多いのだが,

それに従って走っても途中で変に途切れたりしてあんまり親切な感じではなかったりする。

市内のスポットで最初に目に付いたのはロッテワールド。

地下鉄の駅の駐輪場に自転車を駐め,ロッテデパートに向かう。


とりあえずおやつだ!と目に付いたのはドーナツ店。

新宿のサザンテラスでやたら行列を作ってるあのお店。

ここでは簡単に食べられる。

店内は注文待ち中に無料で配られるドーナツだけをもらって帰る人が居たり,

席を勝手に使ってライバル店のドーナツを食べてる人が居たり割とカオス。


そしてロッテデパート店内へ。

地下から入ったのでまずはデパ地下。

まず驚いたのは輸入食品コーナー。

日本のスーパーでおなじみの食品がかなりの高級扱いで売られている。

キューピードレッシングが1本6000ウォン(600円相当)ぐらいだったり,

明治チョコベビーが1300ウォン(130円相当)だったり。

それからなぜかデパ地下の端にスリッパやらたわしやら日用雑貨が混入,よくわからない。

酒売り場の日本の酒コーナーは日本人的に見ればその辺のスーパーで適当に売っているレベルの酒。

もっと良いのを置いて欲しいなと思ったり。

日本食ブームなのかそんな感じのお店が結構多い。

いかにもそれっぽくしてるけどやっぱりなんか違う。

名前もそれっぽいけど日本では一切聞いたことない店名。

寿司が何か変なのは忠州のスーパーで見た通り。

そして回転寿司まで設置されている。

でもその壁の漢字の魚の札,その魚って一般的に寿司にしたっけ?

とりあえず全館巡ってみたが,最も興味を惹いたのはやっぱりデパ地下だった。

よくこんなびしょびしょどろどろの状態でデパートなんか入ったものだ。


さて,さっき自転車を駐めたのは自転車レーンを走っていて行き詰まる場所。

横断歩道のない交差点。

歩行者は地下道へ。

自転車は??

無理矢理地下道に突っ込む!!

自転車を担いで地下ショッピングモールに突入!!

いや,そうするしかなかったのだ,本当に。


そんなこんなでこの大きな川を渡ればいよいよ都心だ。

ソウルのユースホステルを目ざす。

とりあえずは東大門へ向かうのだがここからが意外にも遠い。

陽も落ちてとりあえず川沿いのサイクリングロードを走ってみる。

何度も書いている通り韓国の道路はほとんどが高速並みの規格で作られているので川沿いのこういうスペースに降りるのは一苦労。

でも着いてしまえば快適。

ソウルのウォーターフロントってやつはよくできてるなぁと感心してしまうような環境だ。


結局東大門周辺に着いたのは9時近くになっていただろうか。

そして更に明洞を目ざしちょっと山を登ってユースホステルへ。

大変とても立派なユースホステルだ。

日本のユースとは比べものにならない設備のきれいさ。

韓国内でも安宿にしか泊まってこなかった訳でそろそろこういうところに泊まりたかったと。

が,しかし。

満室。

残念...。

じゃあ,とりあえず飯だ!

と,繁華街明洞へ。

街中は日本人や日本語が多くてちょっとげんなり。

でも看板の日本語が若干brokenで突っ込みたくなったり。

焼き肉屋の看板に「大腸」とか「三段腹」とか書いてあるとちょっと不味そうだよね。


頑固にも日本語の通じなさそうな店を探す我々。

見つけたのは「参鶏湯(サンゲタン)」の店。

鶏丸ごとにごはんを詰めてスープで煮込んだ食い物だ。

雨で冷えた我々に染み入るうまさ。

閉店間際なのに快く食べさせてくれたおっちゃんに感謝。

実は食べてる途中に「早く帰ってきて」的な電話がかかってきてて「まだ2人サンゲタン食べてるからちょっと待っててな」的な会話が行われていたのだった。


さて,時刻は11時を過ぎまだ宿が決まっていない我々。

韓国初日を思い出すチムジルバン(健康ランド的なもの)は発見。

が,やっぱりソウルぐらいは良いところに泊まろうと近場でそんなに高くないホテルを地球の歩き方で探す。

この時間で飛び込み,ダメ元で向かうホテルメトロ。

なんと,ツインに空きがあるではないか。

しかも1人あたり50000ウォン,朝食付き。

有り難や。

部屋も広い。

そしてバスタブがある。

ということは...

洗濯!!

しばらくバスタブのないモーテルばかりに泊まっていたので洗濯ができなかったのだ。


浴衣もあるので今着てるものも洗濯可能。

持ってきた洗濯石鹸だけでは足りず浴用石鹸も使って汚れ物を片っ端から洗う。

部屋にロープを張り巡らし,洗濯物と一緒に雨でべろべろになったパスポートも一緒に干そう。


本日の使用金額
(ホテル高かったし,久しぶりに多かったんだよ,多分。)

本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 5時間42分
走行距離 74.02km
平均速度 12.9km/h
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2008年10月04日

【18日目】もももももももももももも

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(いいかげん記憶が飛んでいきそうです。早く完結させなきゃ...)


朝9時半,昨夜のおじいちゃんが部屋に起こしに来た。

どうやらチェックアウトは9時だったらしい。

部屋の貼り紙には確かに9の数字があったが何せそれ以外はハングルだったから全く理解できなかったのだった。

まぁラブホ的モーテルに半ば無理矢理泊めてもらったのだからそれだけでありがたいと思わなければ。

おじいちゃんは出発時にはにこやかに見送ってくれた。


モーテルのあるサービスエリアで朝食。

といってもちょっとした売店があるだけなので手持ちの食糧で何とかする。

昨日買ったりんご,あんパン,ごま団子,寿司,そしてちょっと前に買った「情」。

こんな場所への宿泊を予期していたかのような食糧の充実ぶりである。

ちなみに相方がここで買って飲むのに難儀していた松の葉ドリンク。

残してたのを一気飲みしたが要はこの味,メンソレータムだ。


昨日真っ暗だった国道38号のインターへ。

しばらく進んで目ざしていた温泉地を見つける。

さすがにこの場所は無理だったと2人で頷く。

この道路,これまでになく桃の出店が多い。

色んなお店がいかに目立つかを頑張っている。

ただ,インターの出口車線に店を広げるのは本気で危ない...。


途中のサービスエリアで休憩。

そこで見つけた自販機にこんな表示が。

「MOBILE VENDOR」

自販機には電話番号に携帯とクレジットカードの絵。

多分指定の電話番号に電話してクレジットカードの番号を入力すると飲み物が買えるというシステムなのだと思う。

たかが数十円程度の紙カップコーヒーを買うためにこの手間。

はっきり言ってくだらない。

逆にやってみれば良かったとちょっと思っていたり。


昼頃には道境の街,長湖院に着いた。

ここで川を渡ればいよいよソウル大都市圏の京畿道だ。

川の向こう岸を見渡すと...

なにやら白いテントがたくさん。

何かのイベント?

行ってみることにする。


まず目に入ったのは絵を描いている子供たち。

絵画コンテストでもあるのだろうか。

描いているのはイベントの様子,そして…桃!

そう,どうやら桃の収穫祭のようなのだ。

これは面白い!

早速会場に降りてみる。


品評会の桃が展示されていたり,

ステージで何かやっていたり,

出店の怪しい液体を飲んでみたり,

そして人だかりのある場所では...

桃の試食即売!!

一度楊枝を手にしたらこっちのもの。

出品している桃農家のブース一箇所一箇所で我先にと試食する。

桃は黄桃が多いけどどの桃も立派。

味もおいしかったりおいしくなかったり色々。

韓国の人たちはちょっと堅めの桃を好むようです。


試食を2周ぐらいしたら食事のテントへ。

とりあえずのチヂミ。

「イルボンなんちゃらかんちゃら〜?」と聞かれたので「イルボンイルボン(ハングルで日本のこと)」と答えたら焼き損なったチヂミをおまけでくれた。

割とこれだけでお腹にたまる。

ドリンクメニューを韓国旅行会話辞典を頼りに解読すると

桃マッコルリ

なるものを発見。

しかも一杯3000ウォン(約300円)の安さ。

そういえばマッコルリ(どぶろく的韓国の庶民的なお酒)まだ飲んでなかったしチャレンジすることに。

食券を渡すとおばちゃんが手に取ったのは

どんぶり!?

そこに90リットルバケツからひたひたに注がれるピンクの液体。

そして渡される大きな匙。

これはやべぇ。

周りの人たちがどんぶりで食べていたのは桃粥だと解釈してたけどこれだったのか...。


とりあえず美味しいのだがこの量は。

相方は元々ほとんど酒を飲まないのでほぼひとりで飲むことに。

昼間っから出来上がってしまった。


このままでは出発できずテキ屋の出店を廻ることに。

とりあえず勢いで餅つきのきなこ餅と海老の天ぷらを購入。

食べ物の出店の他にも,

芸人が芸をしていたり,

射的のようなものや,

色々な物売りも。

日本のお祭りにも近いものを感じる何か。

夜はさぞかし賑わうことだろう。

その中でも特に興味を惹いたのは1000ウォンで雑貨を売る店。

日本で言う100円ショップ。

ただ日本の100円ショップより売っているものは怪しげ。

日本製を謳う接着剤「原子液」。

商品説明は「チシウキヨウリヨクケシシノエキしゅんかんせっちゃくざじ」。

あまりの怪しさに購入。

それからAVっぽい雰囲気のCD?も1000ウォン。

ディスクがただ袋に突っ込まれているだけ。

酔った勢いで韓国の1000ウォンクオリティをチェック!と購入。

ちなみに後日内容をチェックするとAV要素のあるコメディドラマといった感じでこの値段にしてはだいぶ頑張ってる感じ。

早送りしつつ数分間観た感じ,とりあえず言葉がわからないしもう観ることはないです...。



さてさてそんなこんなで飲んでから1時間ほど過ごした訳だがとりあえず動けるということにして出発。

が,案の定のろのろ蛇行運転。

チャリにもかかわらず居眠り運転しそうに。

次の街,利川に着いて今日はこれ以上進ませないと相方からストップ。

一応温泉地なので温泉のありそうな宿を探すも上手く見つからず,

やっぱり適当なモーテルへ。


そのまま寝て起こされたのは夜8時。

二日酔い的目覚め。

街の大衆食堂でビビンバ。

おばちゃんが日本から来たと言うことでごはんを大盛りサービスしてくれたけど,

今日だけは嬉しくない。

ちなみに我々のビビンバのかき混ぜ方には不満だったらしく,

おばちゃんががっちゃんがっちゃん相当激しくかき混ぜてくれた。

モーテルの水マシンの水が不味かったので,

コンビニで済州ウォーター(安いし日本のミネラルウォーターより旨い)を買ってさっさと寝よう。


本日の使用金額
(そんなにお金使ってないから...)

本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 4時間19分
走行距離 63.32km
平均速度 14.6km/h
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2008年10月03日

【17日目】韓国山岳ロード

DSCN0626.JPGTS370816.JPGDSCN0647.JPG
(なんだかんだ言って前回更新からだいぶ間が開いてしまいました。でもまだ連載続けます。自分で色々忘れないために...)

朝,宿を発とうと駐車場に駐めた自転車に向かう。

すると宿屋のご夫婦がなにやら我々の自転車を見つめて心配そうにしている。


あ!自転車を破壊して盗まれたと勘違いしてるんだ!!


用心深い相方は泊まるときは前輪を外して部屋に持ち込んでいたのである。

相方が持っていた前輪を見てほっとするご夫婦。

「言ってくれればちゃんと建物の中にしまってあげたのに」

のようなこと(多分)を親父さんに言われる。

積み込む荷物に空のペットボトルがあるのを見つけてすかさず水を汲んできてくれる親父さん。

「目的地は?」(日本語がわかるのか現地語でそうなのかモクテキチって言っていた)


的なことを聞かれ,

「ソウル」

と答えると

「あと200kmもあるぞ」

のようなことを言われる。

でもあと200km,ゴールが見えてきた!!


聞慶の街から国道への抜け方はわかりにくい。

しばらく迷う。

ルートに決めていた国道のインターに向かうとめずらしく自転車禁止の標識。

仕方なく旧道へ。

風景は木々,河,山。

これから山を抜けることを顕わにする景色だ。


しばらく走ると元の国道と合流。

その先に鎮南という場所の渓谷のサービスエリアを見つける。

天気は快晴,川に入りたくなる。

そしてまたそこにかかる単線の鉄道橋が良いアクセントだ。

韓国のサービスエリアは日本人の感覚からすればボロいところばっかりだが,

ここは渓谷に来る観光客を想定して色々遊べるようになっていて面白い。

朝に聞慶で箱買いした韓国版エンゼルパイ「情」を食べてまったりしたり,

明らかに使われていない鉄道橋を渡ってみたり。


美しい韓国の山あいの景色を眺めつつ自転車を先に進める。

途中に大きくてきれいなサービスエリアを発見。

国道3号のサービスエリアは当たりが多いようだ。

どうやらそこは陶磁器展示館が併設されている模様。

サービスエリア内に普通に焼き窯があったりする。

しばらく街もなさそうなのでここで昼食を摂ることに。

メニューが読めないので日本でカレーがどこでも食べられるようにきっとこれならあるはずだ

ビビンバ

やっぱりあった。

一緒に出てくるナムルやキムチにも地域性があってここのはだいぶ田舎的な素朴な感じがある。

個人的には瓜の炒め物が気に入った。

ちなみにここで買ったコカコーラはあれっと思う味。

この味って世界共通じゃなかったのか?


峠を越えると慶尚北道から忠清北道へ。

特産品もりんごから桃へ。

これまで景色はりんご畑だったのだが,峠を越えたとたんに道ばたに桃の看板が立ち始める。

道ばたで売っているのもりんごから桃へ。

りんごも桃も走っているととっても魅力的に見えるのだが何せ量が多い。

すごい量で,また日本では有り得ない安さで売っている。

こんな出店がハイウェイ並みの国道の道ばたに出ているからびっくりだ。


山あいを抜ければ都市,忠州。

ここで大型スーパーを探すことにする。

看板が出ていたロッテマートを探すも道がわからず,結局着いたはEマート。

おもしろがって全館を回る。

電気売り場はメーカー別の陳列,噂のキムチ冷蔵庫も主力商品だ。

日本で言う白物家電も白の他に赤紫があるのもお国柄。

食品売り場で色々補給。

飲み物が安いのは相変わらず。

乳飲料が豊富なのは韓国の特徴。

日本で言う菓子パンのようなものはあんパンぐらいしかない。

輸入品は無駄に高い。

魚は国内物,冷凍物が中心。

日本みたいに世界の海の幸が揃っているという訳ではないのだ。

今回一番面白かったのは寿司。

1貫50円的なノリで売っているのだが,何かがおかしい。

軍艦巻きが緑

軍艦巻きに巻いてあるのは海苔ではなく胡瓜。

そしていなり寿司にも何かネタを載せたい。

何てことだ。

思わず購入。


スーパーを出たら18時を回っていたのだがもうちょっと先の温泉地を目ざしてみようと頑張る。

だんだん暗くなっていく道。

何とかここまで明かりは続いていたのだが,国道38号に乗り換えようとしてインターを上るとそこは真っ暗だった。

真っ暗なハイウェイ並みの国道に自転車で突入?

無謀すぎて急遽断念。

このあたりで宿を取ることに。

幸い通りがかりのサービスエリアに一軒モーテルはあった。

とりあえず地名は田舎過ぎてハングルでしか書かれていない。

読めない。


まずは飯だと適当に店に入る。

それなりに賑わっている店。

写真を指差して適当に注文。

出てきたものは明らかにすき焼き。

あの辛い韓国料理じゃない前からよく知っている味。

そして納豆の臭いを発する汁物も一緒に。

とりあえず辛い,が,これは…恐らく味噌汁!

日本料理店ではなさそうなのだが不思議なものだ。


先ほど通りがかったモーテルに戻ってみる。

覚悟はしていた。

そもそもモーテルとは書いてあるけどトレードマークの温泉マークがない。

田舎の幹線道路沿いにぽつりと一軒。

こういう立地は日本でも見てきた。

そう,こんなところにあるのはラブホ!

名前は「ネバーランドモーテル」。

外には「AVちゃんねる見られます(多分)」の幟。

遂に,でもどうしようもない。

突入してフロントのおじいちゃんに交渉。

きっとこのおじいちやん,やってくるカップルの観察だけが楽しみなんだろうなぁ。

結局英語混じりの何かが通じず息子が出てくる。

言われたことを要約すると

「おまえらアメリカのモーテルと勘違いしてないか?本気でここに泊まるのか?ダブルベッドだけどいいんだな?」

まあどうしようもない。

自転車を中に置かせてもらって荷物を持ったら「他の客が来る前にさっさと部屋に入れ」的な感じに。

色々な道具の自販機があったりサニタリーグッズが1種類追加されている以外は部屋は至って普通。

掛布が2枚用意されていたので寝具も何とかなった。

「モーテル」に何でもひとくくりにされてる韓国ならではの出来事。


本日の使用金額
(全部書き上げたときに集計すればいいか…)

本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 5時間17分
走行距離 90.84km
平均速度 17.1km/h
posted by yana-ken at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

【16日目】韓国いなかロード

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(明日は更新おやすみです)

昨日走りすぎたせいでだいぶ寝坊してしまった。

ファミリーマート韓国版での朝食は11時を過ぎていただろうか。

メニューは1000ウォン(100円相当)の海苔巻きとジュース。

この海苔巻きは大抵のコンビニで同様の商品が出ている。

日本の太巻きよりは若干細いが,ちゃんと切ってあって,パッケージも片手で食べられるようになっていて,具も多い。

これが1000ウォン。

東京のコリアタウン新大久保では500円は出さねば食べられない代物だ。


韓国のコンビニは小さい店でなければ食べるスペースが用意してある。

このファミリーマートは店の外にテーブルと椅子が用意してあった。

そのテーブルの上に描かれていたのは懐かしいオレンジのファミリーマートのキャラクター。

が,何か違う。

詳しくは写真を見てもらうこととしよう。


テーブルには向かいの携帯屋の店員数名も座っていた。

韓国の携帯屋は激戦。

街の中の携帯屋の数は半端ではない。

客引きの店員も1つの店に無駄に多い。

道行く人に声を掛けまくる。

しかし,客は捕まらない。

「全然売れねーよ」オーラがひしひしと伝わってくる店員たち。

座っている店員たちは休憩中なのかと思いきや,やる気ないながらも道行く人に声は掛ける。

自分たちも声を掛けられたが...当然無駄だ。


昨日行けなかった河回村を目ざす。

安東からは割と離れていた。

入口で入村料は必要だったものの自転車で村に入れるとのこと。

学割を狙って国際学生証を見せたらSoldier料金になった。


村人は本当に伝統家屋で生活している。

昔ながらの家で生活を続け,見せ物にもなっているとなると村人の苦労は多いのかも知れない。

だが,その時が止まったままの姿はよくぞ残っていたと思えるだけのものである。

韓国を訪れる機会があれば是非訪れてみると良いだろう。


昼食は村入口手前の伝統的な村を模した商店街のような場所で食べた。

「模した」と言ってもそこは実際に一家の住処でもあるようだ。

おじいさんが赤ちゃんをあやしていたり,オモニが表で家事をしていたり。

相変わらずメニューが読めないので適当に注文。

オモニが持ってきたものは...

自分:冷やし汁そば(麺は冷や麦っぽい)
相方:うどん(またまた残念でした)


そんなこんなで河回村を出発。

ずいぶん長居してしまったので次の大きな都市の聞慶を目ざすことに。

田舎道を走りつつ国道28号へ。

道の脇に植えられたコスモスが目を楽しませる。

聞慶に近づくと道はまたハイウェイレベルになってくる。

そんな道にトラクターなんかが紛れ込んでいるのが面白い。


街の手前,背後からサイレンを鳴らした車が近づいてくる。

「え,俺達?」

ついに警察に職質か??

と思ったらそのまま素通り。

しかも通過したらサイレンを鳴らすのをやめる。

これはどうやらクラクションの替わり。

小型車に大型車並みのクラクションを付けるぐらいじゃ飽き足らないのが韓国クオリティらしい。

にしてもこれは勘弁していただきたいものだ。


聞慶の街の構造がいまいち掴めないまま宿を探す。

韓国の安宿モーテルは高級ホテル以外の要素を全て含んだ宿だと前に書いたが,

いかにも日本で言うラブホテル寄りにしてあるものもある訳で照明や入口の雰囲気から掴むしかない。

ちなみに駐車場入口ののれんと廊下のムーディーな照明は標準装備のようだ。

あたりを付けて入ったモーテル「PARK」はなかなか良い感じ。

ダブルベッドだったが別に布団も用意してくれた。

ベッドルームでも靴を脱ぐのがモーテル流。

そこがまた日本人的に良い。


街の飲食店は焼き物や鍋物の店が多い。

適当に入ったのは鶏肉料理屋。

写真パネルにあった野菜鍋みたいなものを指差したら鶏肉のトッポッギだった。

こういうのもサンチュに包んで食べるのが本式。

店員がテーブルの鍋で調理してくれて,食べ方は回りの客を真似る。

にしても昨日の焼き肉屋でもあったがサンチュと一緒に出てくる生の青唐辛子は食えたものじゃない。

食べる瞬間は辛くないのに食べ終わったとたんにしゃっくりが出るほどの辛さに襲われる。

あれの正しい食べ方は何なんだろう...。


「ごはん」のオーダーがなかなか伝わらなくて苦労。

何とか英語混じりの何かで意思疎通を図る。

調理してくれた店の女の子に「どっから来たの?」的なことを聞かれて「Japan」と答えると

「Japan!?」

ひどく驚いた様子。

そりゃそうだ,観光客が来るような街じゃないのだから。


本日の使用金額
(集計しようと思えばできるんですよ,ええ)


本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 5時間24分
走行距離 91.21km
平均速度 16.8km/h
posted by yana-ken at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月25日

【15日目】パチモノだって侮れない

TS370739.JPGDSCN0564.JPGGRL_0927.JPG


(実は利川から書きかけでゴール後の更新再開です。余談ながら本日22歳を迎えました。皆さんありがとうございます。)

韓国のクラクションの使い方にも慣れてきた。

「近づいてるから気をつけてね」ぐらいの意味。

日本みたいな攻撃的な意味はない。

にしても小型車のくせして大型トレーラーみたいなクラクションの音が出るのは参った。


そしてそんな道行く車を観察すればどこかで見たことあるような車。

トヨタ?日産?三菱?ホンダ?ベンツ?

いやいやその車,「HYUNDAI」。

デザインはパチモノ臭いけど韓国トップシェアの自動車メーカー。

そもそも外車なんてまず走ってない。

そして韓国のこのハイレベルな道をガンガン走れるだけの性能を持ち合わせている。

パチモノだからダメだなんて言わせない性能。

そこが韓国のすごいところ。

そういえば昨日スーパーで買った「KicKar」なるキットカットのパチモノは本物よりあっさりしてておいしかった。

本物と勝負できるだけのパチモノ。

侮れぬそのクオリティ。


さて,今日は昨日まであまり距離を伸ばせていないのでたくさん走ることに。

目的地は河回村。

韓国伝統家屋群があってそういうところに泊まれるらしい。


途中の街,永川のバスターミナルで昼食。

相変わらずメニューが読めないので勘で注文。

出てきたもの

自分:ビビンバ(あたり!)
相方:うどん(またかよ...)

まぁこんなものだ。

うどんの場合はキムチの代わりにたくあんが出る。

日本人的にはそれも違う気がするが。


この街はソウル方面を目ざす大きな分岐点。

1つは韓国の新幹線KTX沿いに韓国主要都市を通りながらソウルを目ざすルート。

1つは内陸部を北上し,ひたすら地方をめぐって行くルート。

我々が取ったのは後者。

荊の道とは思いつつも,韓国の濃いところに期待が膨らむのだった。


ペースを上げて北上する国道28号。

途中の義城のスーパーで休憩していると納品のおじさんに話しかけられる。

目指すはソウルと言うとここからソウルがいかに遠いかを韓国の地図を紙に書いてまで説明された。

「おまえら正気か?」的な感じになり呆れられる。

ふーん。


河回村の手前の都市,安東に着いた頃には真っ暗になっていて,これ以上進むのを諦める。

市街を流れる大きな川,そこに浮かぶのは満月。

日本よりも大きな大地で見る十五夜は格別に美しかった。


本日の使用金額
(そろそろ集計を始めます)


本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 6時間58分
走行距離 138.74km
平均速度 19.9km/h
posted by yana-ken at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月23日

【とりあえず】生還の報告

080923_1940~01.JPG
韓国に入って以降更新のタイムラグがだいぶ広がっていますが先にとりあえず今晩無事に自宅に帰り着いたので報告します。

取り急ぎこれだけ
posted by yana-ken at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

【14日目】自転車でハイウェイ

SA3D0005.jpgTS3707320001.jpg
(現在地不明な場所→利川より)

堅い床に雑魚寝のチムジルバン。

荷物を全て預けてしまったのですることも無く、昨夜はとても早く寝ていた。

多分この旅で最長の睡眠時間。

目が醒めたのは8時前ぐらいだったが、周りはほとんど起きていない。

それにしてもここのエレベーターはボタンを押すと

◆◎▼☆■ニダ

到着すれば

☆♂◎〆▽ニダ

せっかく喋ってくれてるのに…。


そんなこんなで北上を始める35号線。

韓国の国道は日本でいう高速道路並みの道路。

左側を制限80で車がどんどん走り抜けていく。

一番怖いのがインター。

手前では分岐する車が左から突っ込んで来ないかひやひやし、

直後では合流する車が右から突っ込んで来ないかひやひやする。

これは交差点でも言えることでどの交差点も小さなインターみたいな構造になっている。

なんたって韓国では常時右折可。

緊張感はインターと一緒だ。

そしてクラクション使いまくるから余計ひやひや。

車種はほとんど白か黒のセダンで大抵窓は全部スモーク。

日本でいう893仕様。

近づいて来ると思わず構えてしまう。


昼過ぎには着いた慶州。

古墳だらけの街だ。

街の観光案内所でユースホステルが遠いことがわかりモーテルを探すことに。

モーテルというのは韓国の安宿で大抵の街にはある。

日本でいう高級ホテル以外の宿泊場所の機能はみんな担っていると言ってよい。

とりあえず地球の歩き方に載ってたモーテルKIRINへ。

なんでキリンなんだ??

価格は1人あたり15000ウォン(1500円相当)。

安っ。

とりあえずバスタブで洗濯をし、部屋を洗濯物で埋め尽くしたらスーパーへ。

飲み物が特に安い。

たくあん、煮干し、米の内容量が激しい。

あれやらこれやら見ているうちに買い物カゴはカオス。

ありがちなパターン。


夜の街をぷらぷら。

韓国の街は色んなお店が通りに向いているから面白い。

下北沢なんかをイメージしてもらえればいいだろうか。

その中にうどんのような物の写真を掲げている店を発見して突入。

早速うどんのような物と揚げ餃子のような物を注文。

出てきた物:

関西風素うどんに唐辛子と韓国海苔を投入した物

山盛りの千切りキャベツにコチュジャンが大量にかけられ、そのまわりに揚げ餃子が並べられた物

これがいわゆるローカライズってやつだ。

そしてそのあとマクドナルドに行ってみる。

飲み物のお代わりがフリーなのにびっくり。


戻ると洗濯物干しのためにエアコンを最強にしていた部屋は極寒だった。


本日の使用金額
(韓国は食い物と宿泊が安い)


本日の走行記録
走行時間(停止時間含まず) 3時間37分
走行距離 67.00km
平均速度 18.5km/h
posted by yana-ken at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする